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イーハトーヴより発信中。


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Funeral After Funeral

大叔父貴の四十九日が翌日に迫り、なんやかやに追われる夕方、家の電話が鳴った。
祖母が受けたその電話は、市内の病院に入院していた親戚のおじいさんが亡くなられたとの知らせだった。
葬式や事故というのは続くと言えば続くのだろうか。
繁華街に車を出して、バーですっかり出来上がってる親父を乗せ病院に急いだ。
ここでもしばらくぶりに会う顔たちに再会した。
「15年もアメリカに行ってて、どうだったの?」
と相変わらず同じ質問をぶつけられる。
 
遺体は霊安室に移されるところだった。
突然のことだったので遺族達は何も準備が出来ていない。
こういうときには、この親父殿の出番である。
「葬儀屋は、あそこでいいな」
とすぐに電話をし現れたのは―
 
Funeral After Funeral_a0029201_1722372.gif

 
前回の葬儀でお世話になった葬儀屋さんである。

【参考資料】
http://rednetwork.exblog.jp/5533164
http://rednetwork.exblog.jp/5509842
 
風貌が非常に「特攻(ぶっこみ)の拓(たく)」に出てくる鰐淵さんににているので、俺は心の中で「鰐さん」と呼んでいる。今度写真を撮らせてもらおう。
聞くところによると、この鰐さんは葬儀屋の社長さんなのだそうだ。
そうこうしているうちに鰐淵さんは舎弟ども従業員さんたちを引き連れて霊安室にやってきた。
鰐さんはてきぱきと作業し、あっという間に遺体は霊柩車に葬儀屋の車にうつされ家の方に向かった。俺は迷わないように家の電話番号を聞いて、ナビで検索して運転した。
 
到着したそのうちには、見覚えがあった。
俺が小学校に上がる前に、よくここに来た憶えがある。
懐かしい。
「あら、Redちゃん!」
昔大変お世話になったおばちゃんがそこにいた。
最後に来てからもう二十何年ぶりになるのだろうか。 
 
そして翌日―
大叔父貴の四十九日。
運転だけ~と思ってジーパンに半袖のシャツの軽装で行ったところ、結局は手伝いをさせられることになった。
喪服の集団のなかジーパンに半袖のシャツ姿の俺。
当然「どこのにーちゃんかと思ったら!」と言う声もあり、普段俺のスーツ姿しか見てないひとは「若かったんだ・・」というコメントもあり。
いやいやいや、どう映ってるんっすか、あなた方の目には・・
 
各家庭から一名代表ということで、まだ現役(のつもり)の親父が会食に出席した。
で、まあいつもの騒ぎだな。
運んで戻ってくるのに一苦労だったよ。 
 
by rednetwork | 2007-06-10 17:39